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R-1ぐらんぷり 2018

 今回のR-1。お笑い好きとして、障害者として、正直いろいろと思うところがありました。

 今回は決勝メンバー発表の時から、一人視覚障害者がいることに驚かされました。私もネタの中身はだいたい予想がつきましたが、それでもちょっと楽しみにしていました。
 いざ始まってみると、予想通り自虐と視覚障害あるあるで、まぁ、健常者でもわかるような内容でした。私としてはもう少し攻めて(ぶっちゃけて)ほしかったんですけどね。(笑)ここが難しいところでね。。あまり攻めすぎると引かれちゃうんですよね。今回は丁度良い“自虐具合”だったんでしょうね。ただ、私が気になったのは、司会の雨上がり始め、審査員も終始、みんな薄っすら困ってるんですよね。。(笑)でも、それを必死で出さないようにしていたので「あー、やりづらいんだろうな」と思ってしまいました。(笑)やっぱり、いくらネタが面白くても、障害を笑っていいのかという葛藤があるんでしょうね。
 で、今までのパターンだったら予選ブロックで終わってたんです。「あー、惜しかったね。よく頑張ったね。」みたいな感じの上っ面な言葉で励まされちゃってね。ところが、今回はまさかの予選ブロック突破。私もここまでは「まぁ、まぁ、やるじゃん」って思って見ていました。私は、、マツモトクラブのほうが面白かったんですけどね。(笑)

 そしていよいよ決勝になったのですが、やっぱりここでも自虐・・・。で、あれよあれよという間になんと優勝ですよ!(笑)この瞬間、私の心は何故かザワザワザワっ、モヤモヤモヤっ、となってしまったのです。
 もちろん優勝。すごいことです。ただ、見る人が見れば「おいおい審査員、これヤッたな!」と思われてしまう可能性がありますよね。私自身が障害者なので、余計そう思ってしまうのかもしれませんが、じゃあ果たして、本当にネタの面白さだけで審査したのか。。それとも何かもう一つ(例えば障害者であること等が)乗っかっちゃったのか。。私が見ててどうしても引っかかったのは、後者の雰囲気が如実に感じられたところなんですよね。。まだ、点数が拮抗していれば良かったのですが、最後ぶっちぎりになっちゃいましたからね。「ちょっと出来過ぎてるな」と思ってしまいました。(やっぱ俺、、ひねくれてるよなぁ。。)審査員だって、そらぁ人間ですからね、少しぐらいは情が入るのは仕方ないと思います。そこを抑えてフラットな気持ちで、笑いだけで審査しようと思ったはずです。が、そもそも「フラットに見よう」と思った時点でフラットに見ていない証拠ですからね。
 そうなってくると、ほかのメンバーも素直に祝福できるかという話になってきますよね。特にゆりやんなんて、ずっと優勝候補って言われていながら逃していて、今回こそは優勝確実って言われていましたからね。「あいつ、なんやねん」なんて思われてしまったら、互いに不幸です。(のちにゆりやんとは同期で、彼女も素直に喜んでいるというのを知りました。)
 私の理想を言わせてもらうと、今年は2位ぐらいになっておいて、来年また出てきて優勝だったら素直に喜べると思うんですよね。。それか、もう一人障害者がいるとかね。。(お前、何様だよ!笑)ネタについては、決勝は“普通”のネタも見たかったなとも思ったのですが、ひとりは二本ともハゲネタでしたからね。。両方とも“ハンディキャップネタ”という意味では、まぁアリかなと・・・。(笑)

 ただ、これで笑いの世界にも少しは新しい風が吹いたのではないでしょうか。確かにこれまでもお笑いをやっている障害者はいました。しかしながら、正直、、(一般的に言うような)メジャーにはなっていないんですよね。。(笑)だからR-1優勝を機にどんどん有名になってほしいし、「別に障害者ネタを笑っても良いんだ」という空気を作ってほしいですよね。まぁ、動きがあるバラエティは難しいかもしれませんが、しゃべりが中心のヤツ(例えばアメトーークとか、ワイドナショーとか・・・)なら十分やっていけると思います。優勝後に出ていた番組をいくつか見ましたが、アドリブもうまく返していましたし、なんなら、もう軽くイジられて、ちゃんと自虐で返していましたからね。。今後の活躍がちょっと楽しみになりました。そして、いずれは他の芸人からもハゲネタと同じように普通に“イジられる”ようになってほしいですね。(私は両方OKです。笑)それと、私の希望としては極力(というか一切)福祉番組には出てほしくないですね。そこに出た途端にネタが笑えなくなっちゃうし、せっかくそれ以外で勝負できるものを持っているのですから、あくまでも芸人として頑張ってほしいですね。

 とりあえず[すべらない話]には出てほしいなぁ。

関連ページ:ショウガイをイジる

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