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×××ビリティ

 ユーザビリティ、アクセシビリティ、トレーサビリティ・・・皆さんはこれらの意味がわかりますか。私は行き掛かり上、前の2つはわからないとは言えないのですが、そもそも[×××ビリティ]とはどういう意味なのでしょうか。ネット上の翻訳サービスで調べてみたところ、[~ability]=[~されうること]となっています。 ・・・わかりません! もっと具体的に、[アクセシビリティ]という単語を調べてみると、[近づきやすいこと・手に入れやすいこと]とあります。なるほど、これなら何となく意味がわかってきます。ホームページにアクセスしやすい・情報が手に入りやすいという感じでしょうか。(関係ない話だけど、アクセスという言葉ってどうもイメージしづらいですね。ホームページにアクセスする。電車でのアクセス。 うーん、、、ホームページを見にいく。電車で・・・何て訳すんだろ。。 だいたい、アクセスって動詞じゃないよね。。)

 それにしても、日本人というのは、こういう短いカタカナフレーズには本当に弱いですね!コンピュータ関連で言えば、ニューメディアから始まって、マルチメディア・IT・ウェアラブルやユビキタスなんていうのもありますね。マルチメディアなんていまだに意味がわかってないもんなぁ。またニュースを見ていても、デフレだのエコだのイチローだのというようにカタカナがあふれています。(イチローはいいじゃん。) 中には、強引にカタカナにしているものもありますしね。いつの間に(横の)縞模様がボーダーで水玉がドットになったんだろう・・・。(やばい、例えがちょっと古い。)
 とかく日本人はマネや模倣(もほう)の名人といわれますが、日本語というのは他の言語を取り入れやすい言語のようですね。今の日常会話からカタカナフレーズをぬかしたらおそらく会話にならないんじゃないかな。。その良し悪しはともかく、英語の中には日本語ってほとんどありませんよね。私が知ってる限りではスシやカラオケぐらいです。あ、あとトウフ! フジヤマやゲイシャは日本のイメージのことを言っているだけで言語としては取り入れられていないように思います。英語は日常会話も英語だけで成立しています。おそらくスシやカラオケというのは、それまで無かった新しい文化(といっては大げさですが。)だから取り入れただけであって同じような言葉があれば英語に置き換わっているはずです。現におにぎりなんていうのは、見た目のまんま訳されてライスボールで通っていますからね。なのになんで日本は定食屋ではご飯なのにファミレスだとライスなんだろう。。臨機応変といえばたしかにそうですが、節操が無いといえばそれもしかりです。

 話がずれましたがネットの世界でも、ユーザビリティやアクセシビリティといった言葉はそこらじゅうで使い倒されています。そもそもネット上(ホームページ上)でのユーザビリティやアクセシビリティというのは実は簡単な話で、要は誰でも見る(読む)ことができてわかりやすい内容であれば良いと思うのです。そういった意味で言うと、もしかすると[ユーザビリティ]なんて言葉を使わないようにすることが一番のユーザビリティなのかも知れませんね。
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