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しょう油さし
 続いてご紹介するのは[しょう油さし]です。これは、ぜひともご紹介したいですね!我ながらこの発想が出てきたときには”あ!この手があったか!”とちょっと感心してしまいました!手に震えのある人にとって、液体のものを扱うのはどうしても苦手というか、ネックがあるものです。一般的なしょう油さしでは使いづらい方も多いのではないでしょうか。そういう意味では、私の使っているしょう油さしは現時点でベストなんじゃないかと思います。
★これが私の[しょう油さし]です。

   私の[しょう油さし]です!   しょう油さし 横からの図   しょう油さし 正面からの図(クリックで拡大)

 これ、、中身が入っているのでまだ[しょう油さし]だとわかるのですが、空っぽだと絶対わかりませんよね。この形に至るまでにはさまざまな発想の遍歴がありました。今使っているのは2代目のものです。容器は某“無印な良品店”で買い、それに折れ曲がるストローをつけたものです。

★ウォーターホンって何?
 当然といえば当然なんですが、一番最初に使いやすそうなしょう油さしを探す時には、ネットの検索でも[しょう油さし]と入力しましたし無論、実際の店でもキッチン用品の棚ばかり物色していました。しかしながら、それぞれ形は違うものの基本的には持って傾けて使うという形のものがほとんどでした。まぁ、そりゃそうですよね、普通に使う分にはそれが一番使いやすいのですから。ところが私はそれでは使いやすくありません。そこで、これは発想を変える必要があると思ったのです。まず真っ先に思いついたのが、”ドラマなんかで見る銀座の高級クラブで水割りを作るときに使うポンプみたいなヤツ”です。どんなものか想像がつくでしょうか?(こんなものです。)私はその物の名前を知らなかったので、さて、これを検索でどうやって探し当てようかということになりました。そして、とりあえず最初に[水さし]で検索をしてみたのです。案の定、よく見る普通の水さしがズラっと出てきました。次に考えたのが、[ポット]だったんです。これもダメでしたね。魔法瓶や電子ポットがまたズラっと出てきてしまいました。それじゃあこれでどうだ!と最後に入れたのが[水割り]です。見事ビンゴでした!さっそく写真をクリックしてやっと名前がわかったのですが、あれってウォーターホンっていうんですね!まったく聞いたことがない単語だったので”へぇ~”と思った記憶があります。
 さっそく、あらためて[ウォーターホン]で検索してみると、まぁあるわあるわ!それこそ、ピンからキリまでさまざまなものがありました。ただ、どれも容器の材質がガラスでポンプの一度に押し出す容量もしょう油さしとして使うには多すぎるものばかりでした。何より値段がね…。

★結局100円じゃん。
 それは突然のひらめきでした。引越しの準備で友達と100円ショップに行ったところ、目に入ってきたのが[ポンプディスペンサー]です。わかりやすく言えば、シャンプーやリンスのポンプのようなものですね。それを見たときに、私はハッとしました!機能的にはウォーターホンと全く同じでポンプの容量もちょうど良いのです。”これは使えるでしょう!”と思ったのですが、そこにあったものは容器がちょっと大きすぎたため、次にホームセンターで探してみることにしました。
 よく見ればあるもんですね!それまではホームセンターに行っても、食器や調理用具の棚ばかり見ていたのですが、一列裏のシンク小物の棚にスポンジホルダのセットとして大きさのちょうど良い“それ”があったのです。要は、洗剤を入れるために付いていたんでしょうね。私は、運命の出会いでもしたかのように興奮を抑えつつ急いでそれを買って家に帰りました。

   ホームセンターで最初に買ったポンプディスペンサー(クリックで拡大)

★[マイしょう油さし]誕生。
 家に帰り、さっそく母親に私のこれまでの“しょう油さし構想(妄想)”を話しました。母も初めは”この子、何言ってるんだ?”というような顔をしていたのですが、私の言いたいことを汲み取ってくれ、試作品の製作を手伝ってくれました。そりゃ、今思えば、いきなり息子がポンプとストロー持ってきて”これでしょう油さし作る“って言っても、”はぁ?”ってなりますよね。こうして試行錯誤の末、[マイしょう油さし]が誕生したのです。とりあえず水を入れて試したところ、大成功でした。

★バージョンアップ
 引っ越しをして実際にしょう油さしを使い始めたのですが、やはり使っているうちにどうしても不具合が見つかってきました。ストローの先端が平らだったため使い終わってもしょう油が先端にたまってしまったり、ポンプとストローのつなぎ目からしょう油が漏れてしまったりと、続けて使うことにより気づく不具合がいくつか出てきました。解決策としてまず、しょう油がたまってしまう部分は先端を斜めにカットすることにより“切れ”を良くしました。(今でも完ぺきではないのですが…。)つなぎ目の漏れについては、要はポンプのノズルとストローの太さが違ったためストローを少し切り開いて無理にストローを押し込んでいました。そのため少し隙間があいてしまい、そこからしょう油が漏れてしまっていたのです。この問題はちょっと手こずったのですが、細いノズルのポンプがあるのを知っていて、それをずっと探していました。
 たまたま家の近くにショッピングセンターができて、そこに某“無印な良品店”が入っていたので行ってみると、まるで私が来るのを待っていたかのように今使っているポンプがあったのです!もちろん急いで手に取ったのは言うまでもありません。そしてさっそく家に帰りストローを合わせてみると見事にピッタリとはまって漏れがなくなりました。

   ポンプとストローのつなぎ目   ストローの折れ曲がり(ジャバラ)部分   ストロー先端の斜めカットのアップ(クリックで拡大)
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