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はじめに

 私が初めて”ユニバーサルデザイン”(以下、UDとします。参照→ユニバーサルデザイン 概論)という言葉を耳にしたのは、夕方のニュース番組の特集コーナーの中ででした。あるスーパーの”UD商品コーナー”で、握力の弱い人でもガスコンロのひねりを楽にする自助具などを紹介していました。
 私は小さいころからモノ創りには興味があり、なおかつ人の役に立ってうまくいくと収入にもつながるかも・・・と半ば不純な感想を抱いたのを覚えています。以来、この”UD”という言葉が私の頭に強く残りました。

 UDというと、イコール福祉・イコールお年寄りや障害者のためのものというイメージがありますが、私はUDを福祉という意味で捉えたくはありません。私が興味を持ったのは、この考え方はこれからの商品開発の一つの柱になっていくだろうという点です。これまでのように限られた人たちの間だけでやられてきたことが、大きな企業が堂々と利益を目的として取り入れ始めたことは、たいへん大きな意味があると思います。その点で私は共感したのです。やはり正直な話、どんなすばらしい考え方でも多くの人に知ってもらわないとなかなか広まりません。それには、まず商業ベースに乗せることが重要なことだと私は思います。もちろん、その核にあるものはそれぞれの立場や場面の人たちの”想い”です。アイデアを考える人・そしてそれを商品化し提供する人・最後にその商品やサービスを実際に手にし利用する人・・・。そのいずれもに様ざまな想いが詰まっていなければ意味がありません。

 UDの基本的な考え方は、誰にでも手軽に使えるものを商品やサービスとして広めていこうというものです。しかしながら、誰にでも手軽に使えるものを作るということは反面、それだけ扱う上で危険となってしまう場合も多くなってきます。”誰にでも切れるハサミ”を作ったところで、じゃあそれを小さな子供に無条件で与えても良いかというと、そうではないように思います。[使いやすさ]というのとともに[安全性]という点もUDの大きな特徴です。

 それともうひとつ、近年”ノーマライゼーション”という言葉を多く耳にします。私はもう次の段階のことを想像し始めても良いと思います。普通のことが普通にできるようになったその次は”個”が重要になってくるのではないでしょうか。 個人・個性あるいは独自性・独創性といったものに目が向けられ、それらを発揮するためにもUDは役に立っていくと思います。どこかに出かけたい! おいしいものが食べたい! 趣味を満喫したい! そして、自分のアイデアを活かしてビジネスにしたい! 前から想っていた夢を叶えたい! 等々これまで誰かに助けてもらわなければできなかったことが自分でできるようになるだけでも生活に幅ができ、それが”自分らしさ”につながっていくように思います。またそれは他者との関わり方が、これまで受け身一方だったものから双方向になり、それらが少しずつ自信へとつながっていくと思うのです。

 ・・・と、だいぶオーバーなことを書いてしまいましたが、要は少しでも多くの人が不自由を感じない暮らしができればいいと思います。完璧なUDはおそらくありません。がしかし、完璧さを目指す精神は大切にできたらと思います。
 ここでは、UDを軸にして、さまざまな[やりかた]を考えてみよう。と思います。ま、気楽に見ていただけると助かります。(笑)

2003年2月 滝沢武弘
(2007年8月 一部改)
(2015年7月 一部改)


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