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UDとコンピュータ
  用途編
  ソフト編
  自助具編
 
 
UDとコンピュータ

 私が以前コンピュータ関係の仕事をしていたので、ここではコンピュータ(主にパソコン)を使う上でのUDについて考えてみたいと思います。
 そもそも、パソコンという道具そのものがUD商品といえると思います。(正確には、パソコンであるソフトを使用した場合ですが。)例えばワープロソフトは、字の書きづらい人はもちろん”芸術的な”字体の人でも同じ結果が得られたり、文書を書き終えたあとも編集や印刷が手軽にできてしまいます。 さらに表計算ソフトを使うと、データを入力するだけで正確な計算結果が得られます。また、絵画ソフトや作曲ソフトを使えば創作的な部分もサポートしてくれます。これらのソフトは特にUDとは謳(うた)っていませんが、我々の能力を補ってくれたり質を高めてくれるという意味で立派なUDと言えます。また、入出力装置もその人の状態に合わせてカスタマイズでき、キーボードやマウスを使えない人も利用できます。
 しかし、とは言うものの細かく見ていくとまだまだ検討の余地は十分にあります。いまやコンピュータの技術は日進月歩どころか時進日歩というくらいのスピードで進化しています。そうしたことを考えると、今はまだ無理だと思われている事も近い将来、可能になっていくものと思われます。 以下ではパソコンについて細かく目的別に分けてUDについて考えていきたいと思います。
   用途編
   ソフト編
   自助具編

 ★用途編  上へ

◆コミュニケーションツールとして
 コミュニケーションツールというと、ネットやSNSを思い浮かべますが、もっと身近なコミュニケーションにもパソコンが使われています。言語に障害のある人や、意思の疎通が困難な人はそのためのソフトや入力装置を使ってコミュニケーションしている人もいます。また、視覚に障害のある人には文章を音声にして読み上げるソフトもありますし、文字を拡大して表示する装置もあります。そして、私もそうなのですが、言語障害や肢体不自由の人は一般的に電話やファックスは苦手なのですが、パソコンがあると、そのかわりに電子メールを使うこともできます。
◆仕事のツールとして
 これは障害者・健常者関係ないですね。今や仕事をする上でパソコンは欠かせません。ただ、強いて言うと、障害者のほうがより恩恵を受けるかも知れません。やはり、どうしても健常者に比べるとデスクワークに就く割合は多いはずです。パソコンを使えることによって、仕事ができる可能性も出てきます。また、自宅にパソコンがあれば、在宅勤務も可能になります。
 
◆自己表現・自己実現のツールとして
 創作活動、表現活動のツールとしても、パソコンが大きな役割を果しています。まぁ、これも障害者・健常者あまり関係ないんですけどね。。例えば、じゃぁちょっと曲でも作ってみようかなと思った時、手がきく人だったらピアノやギターを使ってできるかもしれません。環境や器用・不器用の話は置いておいて。(笑)ところが我々(特に私など)はピアノ弾くって言ってもせいぜい片手一本指ですしね。ミを叩こうと思ってもレやファを叩いたり、時には思いもよらない“和音”を弾いてしまうこともあります。ギターなんて、片手でどうやって弾くんだろうって感じです。とても曲作りどころじゃありません。
 絵を描くにしてもそう、絵の具なんて使おうもんなら家の中はもう・・・(そういえば、昔、夏休みの宿題で絵を描いているとき、母親がずっと憂鬱そうな顔していました。今なら、その意味わかります。(笑))
 そうして考えると、パソコンを使えば違うやりかたで同じような結果を得る(創り出す)ことができます。また、文章を書いたり、ホームページを開くことによって、自分の思いやアイデアを発信することもできます。

 ★ソフト編  上へ

  • OS(Windows)
    様々な面でカスタマイズ(自分の使いやすいように設定を変更すること)ができるのが良い。
    さらにWindows95以上は[ユーザー補助]機能によりシフトロック、画面・サウンド・マウスの(障害を補うための)より細かいカスタマイズができるようになった。

    突然ですが、Windowsカスタマイズ講座!


  • アプリケーションソフト(オンラインソフトも含む)
    ◆基本的に複数の操作パターンがあると自分のやりやすい方法で操作できる。(例えば、同じ操作でもメニューバー・ツールバー・ボタン・右クリックメニュー等複数の操作パターンを用意するなど。)
    ◆セットアップも含め、できれば説明書を読まなくても大概の操作ができるように、操作性や画面の体裁・機能等を標準化することが望ましい。(メニューバーの処理のグループ分けとその文言・ボタンの大きさ等。)
    ◆画面の構成は、パッと見て流れのわかるようなものにする。(操作する順番が見た目でわかる等 一般的には左上から右下に流れるように。また、アイコンや画像を”うまく”使う等。)
    ◆操作のステップ(手順数)はできるだけ少なくし、自動化できるところはなるべく自動化する。(例えば、必要な数値を入れると自動で計算するなど。)ただし、必要に応じて修正できるようにしておく。
    逆に、修正してかえって入力ミスになりそうなときや他に不都合が起こりそうな場合は完全に自動化してしまい操作ミスを防ぐ。
    ◆できる限りユーザ自身が使いやすいよう、設定をカスタマイズできるようにする。(画面の構成・動き、また前回までの操作を覚えておく等。)
    ◆環境設定・操作手順の入力等、面倒な操作はできるだけ初回起動時のみにし、次回起動からは1アクションで操作できるようにする。
    ◆画面の配色はできるだけOSの標準のものを使用する。また、そうでない場合でも後で変更できるようにするのが望ましい。
       突然ですが、オンラインソフトのススメ

 ★自助具編  上へ

  • シフト押し器(私がそう呼んでいるだけで、正式名称は特に無いと思います。)
    シフトロック機能の無いOSを使っている場合では、写真のような器具を使うとキーの二重押しができるようになる。(Windows3.1まで使っていました。)

    シフト押し器
    シフト押し器(クリックで拡大) 
  • キーガード

     キーボードでのタイプミスを防ぐために、キーガードというものがあります。これは、キーの位置に穴をあけたものをフタのようにキーボードにかぶせるものです。私はパソコンでは使っていませんが、子どもの頃、タイプライターで使っていました。(タイプライターなんて、今の人知らんよなぁ。。)

  • ポインティングディバイス

     ジョイスティックや、4もしくは8方向ボタンでマウスと同様の機能を実現する装置。

  • 文字入力装置

     まぶたの動きや、口、指などでスイッチを押して、文字を入力する装置。ディスプレイに50音が表示されていて、カーソルが順番に[あ か さ た な]と動いていき、該当の行に来たらスイッチを押して下方向にカーソルを動かして目的の文字を選びます。例えば[く]を選ぶなら、まずカーソルを[あ か]と横に動かし、スイッチを押すと次に[か き く]とカーソルを下に動かして[く]を入力します。(カーソルの縦・横の動きはソフトによって異なります。)
     ・・・どうもこの感じ、覚えがあるなぁと思ったら、私がしゃべっていてどうしてもわからないときに相手に同じことを口でやってもらいます。(笑)
     また、最近では“目線”で入力するものもあります。

  • 拡大ディスプレイ

     文字を拡大して表示することにより、弱視等の方が読みやすくするための装置。

  • 点字ディスプレイ

     パソコン上の文字情報を点字に変換して表示する装置。マスの中でピンが点字の形に出っ張り、それを指で触って文字を読みます。


”さぁいっちょ ぶぁーっといきましょー!” 番外編 (本編はこちら)
  「シュッ、シュッ、ムニューッ」

 この擬音と言えば、あれですね。スマートホン・タブレット等の操作を表すものです。(わかるかぁっ!笑)これがまた手の不自由な人は苦手でね!そのせいか、私はいまだにガラケーです。(笑) タップ フリック スワイプ ピンチイン/ピンチアウト等いろいろな操作がありますが(今回、初めて知りました。汗)、私にはどれも苦手な動作です。フリックなんて絶対無理だよ!(笑)
 以前であれば、携帯電話にしても、ポケコンにしても、いわゆる携帯端末には必ずキーボードやテンキーが付いていました。ですが、やはり技術の革新は進むわけで、キーボードがいらないとなれば、そちらの方向に行くのは当然です。結果、私も含めその恩恵を受けられない人も出てきてしまいます。それは仕方ないことなんですが、スマホが流行ると世の中それ一辺倒になっちゃうのが腹立ちますよね。“え?ガラケー?(クスッ) あ、そうなんだぁ・・・(クスッ)”と若干、上から言われると、“マジかよ”って思ってしまいます。(笑) でもさぁ、、これも私の勝手なイメージなんだけど、スマホってどうしてもオモチャに見えちゃうんですよね。。刑事ドラマなんかで渋い役者さんがスマホ使ってると、なぜかちょっと笑っちゃいます。。(笑)
 そんなときに、やってくれました。“ガラホ”ですよ!要は、外観がガラケーでスマホの機能も使えるというモノらしいのですが、健常者・障害者に関わらずタッチパネル操作が使いづらい人は少なくないんですね。だから、こういうニーズも出てくるのでしょう。ただ、こういう“折衷モノ”はすぐ消えちゃうんですよね。(笑)ですが、一見、中途半端に見えるものでも、それによって使える人が増えるということもあります。新しい技術が出てきたときに、それを使えない人をどうフォローするか。実はけっこう侮れなかったりするんですよね。

参考:いまさら聞けないデジタル入門「フリック、スワイプ…スマホ操作の用語が分からない!」

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