車いす席って・・・

車いす席って・・・

　車いすネタをもうひとつ。何年か前に、友人と国立競技場にサッカーを観にいきました。そのときにこんな話をした覚えがあります。
友人：”車いす席ってここだけなのかなぁ。たとえば、良い席のチケット買ってもここなのかね。”
私：　”そういや、そうだね！”
友人：”あっち(メインスタンド)で観たいって言ったら見れるのかね。”
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　そのときはバックスタンド側の車いす席で観ていたのですが、考えてみればそうなんですよね。多くのスポーツ施設やホールなどの車いす席というのは、たいてい一ヶ所にまとまっています。ライブや演劇などは特に見る場所というのはあまり意識しませんが、スポーツって見る場所ごとに楽しみ方が違うと思うのです。たとえばサッカーなら今日はシュートシーンをじっくり見たいなと思えばコールのそばに行きますし、今日はじゃぁ中盤のボール回しを見たいなと思えばそれがよく見える場所に行きます。野球にしてもピッチャーの球筋を見たければ外野席、好きなチームのベンチが見たければ敢えて敵側のスタンドで見ることもあります。ところが車いす使用者にはその自由がありません。まぁねぇ、、わざわざスペースをとって車いす席を作ってやったんだからそれでいいじゃないかって言われてしまえばその通りなんですが、何か、一抹の寂しさを感じてしまうのは私だけでしょうか。
　考えが安易かもしれませんが、単純にシートが取り外しできればどこでも[車いす席]になりませんか。もちろん、階段の途中など物理的に車椅子が通れないところは無理ですが、たとえば広い通路に面しているところなどはそのような席になっていればとても”ユニバーサル”な感じがすると思いません？(うーん、対応するほうは超めんどくさそう。。）
　そういえば、スポーツライターの乙武さんてどうしてるんだろう。プレスエリアにも車いす席ってあるのかな・・・。