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TOKYO 2020

 東京オリンピック・パラリンピックが終了しました。
 コロナ禍でギリギリまですったもんだがありましたが、両大会とも無事に開催され、閉会式を迎えることができました。まぁね、、今回は両大会とも異例ずくめだったんですけどね。

 私はスポーツは大好きで、オリンピックは子どもの頃からずっと見ていました。確か、一番初めに見たのは1984年のロサンゼルス大会だったと思います。(柔道の山下が金取ったのはこの時だよね?)高校時代から20代前半にかけては一時、「スポーツ?なんかだっせーなぁ」なんて思った時期もありましたが、それでもオリンピックは見ていましたね。何だろう、、おそらくワクワク感だったり勝負の緊張感に惹かれていたのかもしれませんね。
 20代後半になって本当にスポーツの面白さを知ってからは、ますますオリンピックが楽しみになりました。サッカーなんかは、出場の予選から見るようになりましたね。前回の東京オリンピックの様子もテレビなどでよく見ていましたが、「俺もこれを経験してみたいな」とずっと思っていました。

 スポーツはねぇ、、私が子供の頃は、野球かプロレスぐらいしかテレビでやっていませんでしたからね!(いや、ほかにもやってただろ!)小学校の時は友達と野球ばっかりやってましたね。(普通の野球ではなく、いわゆる“ゴロ野球”ってヤツね。)中学に入ってからは、再放送で[あしたのジョー]を見てボクシングにハマりましたね!(笑)それが高校時代になると、すっかりバラエティにハマっちゃって!(笑)アイドルにハマっちゃって!(当時はマリナ命でした!笑)「スポーツ!?なんか、だっせーな」とさえ思っていました。
 それが、23・4の時にサッカーのJリーグが発足して、Jリーグブームが起こった時にノリでサッカーを見ていたら、えらくハマってしまいまして、さも昔から見ていたかのようにベラベラと浅っさい知識をひけらかしていた時期もありました!(笑)ちょうどその時にアメリカワールドカップの予選もあって、それもずっと見ていて。でも、日本は負けてしまったんですね。その時は「あー、残念だなー」で終わったのですが、後日、日本代表の密着ドキュメントをテレビで見たときに、試合の裏側や選手、コーチ、スタッフのそれぞれの思いが伝わってきて、えらく感動したのを覚えています。それから、スポーツの裏側の物語に興味を持つようになり、そういったドキュメントはかなり“好物”になりました。(笑)特に“泣ける系”がいいですね!
 こういうものを見ているうちに、様ざまなスポーツを見るようになっていき、面白さも知りました。そう、もうひとつスポーツを見るきっかけがありまして、確か21の時だったと思いますが、東京で世界陸上があったんですね。初めはまったく興味が無かったのですが、たまたま見た100mでカール・ルイスが予選から世界新を連発していて、それを見ながらちょっと興奮してしまいまして、ハマって見始めたらすごく面白くて、幅跳びでもカール・ルイスとパウエルが互いに世界新を出し合って優勝争いをしているのを見てすごく感動したんですよね。(すげぇマニアックだな。。笑)「あぁ、陸上ってこんなに面白いんだ」って思いましたね。それ以来、オリンピックでも陸上は一番楽しみな競技です。

 で、今回のTOKYO 2020です!(やっとかよ!)
 もちろん、前回の東京オリンピックのことは昔から何度もテレビで見て知っていましたし、それを見ながらずっと「また東京でやんないかなぁ」と思っていました。それが、8年前にまた東京に決まったときには「やべ、本当に東京でオリンピックやる!」とちょっと興奮したのを覚えています。(笑)
 ただ、考えてみれば、この大会は初めからすったもんだばかりでしたね。(笑)エンブレム問題から始まり、国立競技場のデザインやり直しに、なぜかマラソンが北海道になり、挙句の果てがコロナ。。今考えれば、最初から何か暗示していたかのようにも思えます。(考えすぎだろ!笑)昨年コロナが流行して、オリンピック・パラリンピックが延期か中止かっていう話になったときは「頼むから中止はやめてくれ!せめて延期にしてくれ!」と願ったものでしたが、結果、一年延期に決まったときはホッとしましたね。
 ところが、それから一年。。一向にコロナが収束する気配もなく、むしろ感染が拡大している状況で開催の賛否も真っ二つに分かれました。いや、本当にどっちの意見ももっともでね、どっちに転んでもおかしくない状況でしたよね。私は、春ごろまでは「選手や準備してきた関係者のためにも絶対にやるべき」と思っていましたが、大会が近づくにつれ、さらに感染が拡大している状況を見て「オリンピックは見たいけど、今回は中止もやむを得ないかな」と思うようになってきました。というか、三年後に延期にできないのかなと。まぁね、、よくよく考えれば次のパリも、その次のロサンゼルスももうすっかり準備しているだろうし、急に延期なんてできるわけがないですよね。
 ただ、開催するにしろ、しないにしろ、何かこう、、オリンピックがうとましく思われてしまうことが残念でなりませんでした。コロナなんて無ければ、予定通り昨年開催されて、こんなに賛否両論分かれることもなく、私自身も気持ち的にモヤっとすることもなく、純粋にオリンピック・パラリンピックを楽しめたはずです。それを思うともう、ただただ残念というか、、やりきれない思いになってしまいます。せっかく作った仮設の観客スタンドも結局は無観客になり、見ていて虚しくなってしまいました。あんなに楽しみだったオリンピック・パラリンピックが何か“厄介者”にされているのが辛かったですね。また、中止や延期にできない理由のひとつがスポンサー絡みっていうのがね、、げんなり・・・って感じですよね。

 ともあれ、オリンピックは始まりました。
 実際に開会式が始まるまで、「これ、本当にやるの?」と思うぐらい事前の“盛り上げ”が無かったのですが、いざ始まってみると普通に開会式やって、、普通に競技が始まって、、今までのすったもんだは何だったの?って感じでしたね。。(笑)テレビでもあれだけ賛否両論やり合っていたのに、始まった途端に普通に応援しててね、、「あー、日本人らしいな」と思ってしまいました。(笑)
 私も、始まる前はビビって「中止のほうが良いんじゃねぇの?」なんて思っていたくせに、始まった途端、食い入るように見ていましたからね!(笑)いや、でも、そりゃやってれば見るでしょ!?(笑)
 ただ、見ていてふと思ったのは、これまで見ていた海外のオリンピックと何も変わらないんですよね。。もちろん、会場は無観客で選手・関係者以外の日本人がいないというのもあるのですが、「あれ?これ本当に東京でやってる?」みたいな・・・。(笑)何か全然“地元感”が感じられなかったんですよね。。テレビだからかなぁ。。
 また、オリンピックでは毎回、それまで見ていなかったスポーツを新しく知ることができるのですが、今回はバスケットボールの3x3にハマりましたね!あの、目まぐるしく替わる攻守だったり、相手の隙をつくシュートだったりが見ていてハラハラしました!もちろん、定番の競技もひと通り見たし、様ざまな競技を堪能できました。あ、でも、陸上の100mの金メダルがイタリアっていうのが「エッ、?」って感じでしたけどね。(笑)

 終わってみれば、これまでのオリンピックと同様に淡々と、そして粛々と競技は勧められました。いくらIOCが商業主義に走ったって、スポーツ自体は見ていて感動を生みます。選手や関係者の人たちも、そりゃ周りの様ざまな雑音が入ってきてイヤな気にもなったでしょう、でもそれにとらわれずただ真っ直ぐに競技に向き合っている姿を見ると、コロナも何も関係なく単純に感動します。たしかに、置かれている状況は本当に特殊で賛否があるのは当然ですが、オリンピックやパラリンピックを見ることで普段の窮屈をひと時でも忘れられる人がいたら、それだけでもやる意義はあったと見ていて思いました。

 少し間をおいてパラリンピックが始まりました。
 正直、これまでオリンピックは夢中で見ていたのですが、パラリンピックはほとんど見て来なかったんですね。特に理由はないんですけど、オリンピックが終わって観戦疲れと、テレビも夜にEテレでちょっとやってるぐらいで、「その時間、ちょっと他の見たいな・・・」みたいな感じで、つい、見損ねていました。ですが、今回はさすがに地元開催ということで、NHKだけですが終日放送されていました。
 私も初めはそこまで見ようとは思っていなかったのですが(汗)、せっかくの地元開催だし、NHKでもやっているのでちょっと見てみるかと思って見てみることにしました。

 実際見てみると、これがハマりましてね!
 もちろん車いすバスケットや車いすラグビーなどは以前から知っていて馴染みがあったのですが、その他に水泳やゴールボールなど、普通にスポーツとして面白かったです。バスケットもラグビーもパスの速さは見ていて気持ち良かったですし、ゴールボールの駆け引き、水泳のタッチの差の勝負も、障害云々別にして単純にスポーツとして見ていて本当に面白かったです。
 ただ、ちょっと残念というか、「うーん、、」と思うことがありました。
 NHK・民放全部含めて伝え方が、やたら“感動押し”で、それも「障害があるのにこんなことが出来てすごい!感動!!」みたいな感じでどこも伝えていたんですよね。。やたら[多様性]っていう言葉を使ったりね!(笑)同業者としては(同業者って・・・笑)正直ちょっと引きましたね。。(笑)もっとスポーツマンとして取り扱って欲しかったし、オリンピック同様スポーツとしての感動を伝えてほしかったです。まぁねぇ、、パラリンピックという性質上“それ”を前面に押し出すのはある意味必要なのかもしれませんが、もうちょっと普通に放送して欲しかったなという思いはあります。ただ、私も含めてパラリンピックに興味を持った人は少なからずいたと思います。

 さて、ここからが私の本当に言いたいところ ・・・

 『そろそろパラリンピック、やめませんか?』

 そういうことです。(笑)
 もちろんパラリンピック自体を否定している訳ではなく、[パラリンピック]という枠組みを取っ払って障害者・健常者合わせて[オリンピック]でいいじゃん。と思うのです。[多様性]を言うのなら、これこそが多様性でしょ!(笑)いや、もちろん様ざまなハードルはあると思います。競技の日程がタイトになるとか、障害者・健常者が入り混じって競技するのは物理的に厳しいとか、困難さを挙げたらキリがありませんが、だとしたら、初めのうちは開閉会式を一緒にして前後半に分けるとか、障害者の競技と健常者の競技を一週間交代でやるとか(余計大変?)、何か方法はあるはずです。陸上なんかは、そんなに手をかけずに一緒にできそうですけどね。例えば100mだったら健常者が走った後に車いすが走るとかね。
 この方が、もっとパラスポーツを知ってもらいやすくなると思うんですよね。。たしかに、今回でパラスポーツの認知度は上がりました。ただこれは、「パラリンピックを見よう」と思って見た人がほとんどで(中にはたまたまテレビを付けたらやっていたという人もいるかもしれませんが)、これがもし健常者の競技を目的に見ていて、間にたまたまパラスポーツを見る機会が増えたら、それでハマる人も増えるかもしれません。そういう意味でも“場”を同じにすることは、とても大事だと思います。
 パラの選手の思いは私には計り知れませんが、一障害者としては、開会式で健常者と障害者が一緒に行進しているところを見てみたいです。

 次の東京大会は、、また55年後の2076年かぁ。。(笑)
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