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紙ストローを廃止!?

 先日、あるコーヒーショップが紙ストローを廃止するというニュースがありました。
 代わりにバイオマスプラスチック(※)のストローを提供するそうです。

 ほらね。 ・・・(笑)

 やっぱりみんな使いづらいんですよ!(笑)独特の紙臭さはともかく、あのフニャフニャ感は障害者だけでなく健常者でも飲みづらかったんですね。
 以前、検証記事でも書いたように、私が使うと一口飲んだだけで潰れます。(笑)この時のイライラはかなりなもので、これからこれが続くと思うとゾッとしたものですが、「これも地球のためだ!」と自分に言い聞かせていました。
 もちろん、今も極力ストローは持ち歩くようにしています。ただ、急な外出だったりストローを忘れてしまった時などは店の紙ストローをもらわないといけません。その度に何とも言えないモヤモヤ感というか、「あぁ、またこのフニャフニャに悩まされるのかぁ。。」という一種の敗北感を覚えていました。(大げさだな!笑)

 バイオマスプラスチックのストローは、私も一度だけ使ったことがあります。見た目も質感も石油プラスチックのものと変わりなく、飲み心地もほぼ同じでした。まぁ、私の場合は少し咥える力が強いので、若干潰れるかなという感じでした。それでも何ら問題なく使えました。紙ストローに代わってこれが普及してくれれば、私も安心して外出できます。(笑)

 ただ、問題はコストですよね。私も以前、試しに紙ストローを買ってみましたが当時は20本で100円しました。石油プラスチックのストローは、ペットボトル用で80本で100円です。いくら紙ストローが不評だとは言え、コスト的にバイオマスプラスチックストローが紙ストローより高ければ、また戻ってしまうかもしれませんし、もしくは商品の価格に転嫁されるかもしれません。もちろん私は後者のほうがいいのですが、企業の判断でどうなるかわかりません。確かに言えることは、これからは企業だけでなく私たち個人でも環境対策のためのコストを負担していかなければならなくなるということです。まぁ、言ってみれば集合住宅などで言うところの管理費?互助会費?みたいなもんでしょうか。だったら少しでも使いやすいものにしていきましょうよ!というのは、淡い望みとして持ってもいいのではないでしょうか。

 何はともあれ、今回、紙ストローが使いづらいと思っているのが障害者だけじゃないというのがわかって良かったです。とかく、障害者は健常者に比べて不便なことが多かったりしても、それがなかなか伝わりづらい場合があるのですが、紙ストローについては思いを共有することができました。変な話、我々の意見というのはどうしてもマイノリティになってしまって声が届きづらいのですが、この件に関しては「あぁ、みんなそうなんだな」と思って心強くなりました。

 紙ストローを悪者にするつもりは毛頭ありませんが、正直、、このニュースでテンションがちょっと上がったのは事実です。(笑)


※バイオマスプラスチック
 植物などの再生可能な有機資源を原料に生成されるプラスチック。
 一部を除き、自然界に流出しても、微生物等の働きで二酸化炭素と水に分解される。


関連項目
実際に紙ストロ-を使ってみました。
“マイストロー”を使ってみました。
プラスチックストローを廃止!?
とうとう実際に・・・
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